学校共催事業

入学・卒業式の祝花

2024年より美術学部同窓会は音楽学部同窓会と合同で入学・卒業式の式典壇上や記念撮影スポットへお祝いの花を贈呈しています。

 

 

入学・卒業式 記念撮影スポットと式典壇上の贈花

(音楽学部同窓会と合同)

2026年度入学式


2025年度卒業式


2025年度入学式


2024年度卒業式


入学式・卒業式のお祝花を制作いただいている崎久保 愛さんにお話を聞きました。

 植物装飾を手掛ける「SABO(サボ)」の崎久保 愛(さきくぼ あい)です。

 私は愛知県立芸術大学美術学部デザイン専攻を卒業し、その後デザイン事務所に勤めたのち、現在は植物に特化した空間装飾の仕事をしています。

 在学中は「将来のこと」はまだはっきり見えていなかったのですが、社会に出て様々な経験をする中で、植物の持つ力や魅力に惹かれ、少しずつ「自分のやりたいこと」が形になっていきました。

 現在は、愛知を拠点にしながら、東京から福岡まで全国各地の案件に携わっています。ウェディング装飾が仕事の中心ですが、店舗やイベントの装飾、フラワー教室の開催など、植物を使った空間演出を幅広く行っています。

 この仕事が軌道に乗ってきたと思った頃、ちょうど出産・子育ての時期と重なり、一時的にペースを落とさざるを得ない時期もありました。でもその「おだやかな時間」が、結果的に自分の想いや方向性を見つめ直す大切な時間になったと思います。

 学生時代の友人たちの活躍を見るたびに感じるのは、「好きなこと」を軸にした人は、どんな形であれ続けていけるということ。私自身も、植物の仕事を「辞めたい」と思ったことは一度もありません。大変なことももちろんありますが、「好きだから続けてこれた」という実感があります。

 営業は得意ではありません。でも、「こんな仕事がしたい」「こんな人とつながりたい」という想いは、信頼できる友人や知人にどんどん話しています。それをやがてご縁になり、気づけば今の仕事のほとんどが、そんな"つながり"から生まれたものばかりです。

 もし今、自分が何をしたいのか分からなかったり、不安になっている人がいたら、「好きなこと」「ちょっと気になること」から始めてみてほしいと思います。たとえそれが回り道に見えても、どこかで必ず糧になります。

 そして、好きなことを続けるには、誰かに「またお願いしたい」と思ってもらえるように、目の前のことに全力で取り組むことが大切だと実感しています。技術や知識より、丁寧さや誠実さが、人とのご縁を育ててくれると信じています。

 植物のある空間が、誰かの人生の節目や、大切な時間を少しでも豊かにできたら-

 そんな想いで、今日も花や緑と向き合っています。